Seaside Living シーサイドリビング

「自分たちが設計した場所で結婚式を挙げたい」

結婚式の相場は1日で約350万円。
それならその費用で材料を買い、自分たちで場所をつくろう。
思い出だけでなく“残る場所”を。そして夏の売上で新婚旅行に行こう

弊社代表2人の思いから始まった海の家は、普段知り合えない人との出会いや逗子の方とのコミュニティの場となり
2013年の夏にオープンしてから気づけば10年以上。逗子の海辺に、ふらりと立ち寄れる“リビング”が毎夏ひらく。

“お店”ではなく、くつろげる“家”でありたい。
海辺のリビングルームとして心地よい空間とおいしいごはんを。その思いをそのまま名前に込めたのが「シーサイドリビング」。
子供達がおもいっきりはしゃげる公園として、ヨガやワインのポップアップ、時には結婚式まで、訪れる人によって表情を変える。

建物は仮設で夏のはじまりにゼロから建て、終われば更地へ還す。
設計はできるだけシンプルに。市販の 3 × 6（サブロク）板を使うことで施工も解体も迷わず早い。
毎年の営みに寄り添う“仕組みのデザイン”だ。
材料は「再利用」と「ダウンサイクル」を前提に選ぶ。 新材はまず化粧材に、翌年は屋根材、その次は小屋の床やデッキ材へ。
やがて役目を終える頃には浸透桝へ、傷みや質感に合わせて持ち場を替えながらできるだけ長く使い切る。

企画・設計・施工・運営・解体まで、すべての工程に中田製作所スタッフが関わる。
図面の先にある“体験”までデザインしたいから。
「 おいしい　たのしい　のんびり 」
その経験をお客さんといっしょに分かち合う。
スタッフとお客さんの手が重なり、少しずつ形を変えながら海辺のリビングルームは毎年すこしずつ成長していく。