そばに寄り添う焙煎所

逗子の静かなまちの一角に生まれた 522coffee roasterY。
お客さんの好みに合わせて豆を焙煎する、少し特別なコーヒー豆のお店。
まちの、みんなの、じぶんの「そばに寄り添う」。そんな焙煎所を目指して、たくさんの人の手でつくられた。

県内外から集まったのべ80人の仲間たち。壁を塗り、床を張り、カウンターを仕上げていく。
ワークショップ形式で進められた施工は、ただの作業ではなく、みんなの想いをカタチにする時間だった。

壁の仕上げには、左官の下地の上からワークショップ施工でローラー塗装。
さらに 丸めた麻布で”ポンポン”と押すように塗ることで、手仕事ならではのやさしい風合いを生み出した。

カウンターには、工事前の事務所に残っていた 古材を再利用。
プロジェクトオーナー自ら コーヒーを塗り込んで仕上げたことで、この場所にしかない特別な表情が生まれた。

柔らかい曲線、想いを込めた素材の風合い。それが、この場所の温もりを引き立てている。

詳しいストーリー:https://note.com/handihouse/n/n8ff3c2774fc3
522coffee roasterY:https://www.instagram.com/522coffeeroastery/

INFORMATION

設計
中田製作所 + Mさん
施工
中田製作所 + Mさんとたくさんのご友人
期間
2024.2—2024.5
所在地
神奈川県逗子市山の根3丁目5-22
用途
店舗(珈琲焙煎所)
延床面積
32㎡
写真
佐藤陽一