シーサイドリビング2013 | 

シーサイドリビング

とあるカップルが結婚を決めた。 彼女は海辺で式を挙げたいといった。彼は敷地を探し、縁があって、逗子海岸に敷地を借りた。二人は、式を終えたらそのまま、海の家を運営することにした。式場は、二人と二人の両親、姉妹、友人達によってつくられる。仲間でつくり、みんなが集える場所をつくることを目指した。

材料には、手仕事での加工がしやすく、軽い、45mm角の杉間伐材を用いる。インパクト、ノコギリ、トンカチ等を用い、簡単に海の家づくりに参加できる。海の家解体後も家具、内装材としてリユースする。

ここは、一日を通して、海からの南風をうける。海側は、壁をつくらず、人と風が入りやすくする。ロープ、植栽、寒冷紗、すだれが柔らかい光を落とすことで自然を享受する。奥に進むにつれ、架構のピッチを細かくし、面材をはる強度をだすことで、小屋組内に風を抜きながらも雨を凌ぐ。

受け入れる場をつくること。 海からの南風、とあるカップルに集う人、照りつける光、散歩をする近所の人、波の音、海水浴を楽しみに来る人、なるべく多くを受け入れる。 完成した姿はなく、常にラフな状態でいることが一つの解である。

■ 作品用途
海の家

■ 作品所在地
神奈川県逗子市

■ 主体構造
木造

■ 主要仕上材
外部
屋根: 木・ロープ・寒冷紗・すだれ・ポリカーボネード・トタン板
壁: 植栽・木・ロープ・寒冷紗・すだれ・ポリカーボネード・トタン板

内部
天井、壁: 植栽・木・寒冷紗・すだれ・ポリカーボネード・トタン板
床: 砂